今週は日銀の金融政策決定会合において、サプライズで長期金利の変動許容幅を0.25%から0.5%に拡大させたことで、株式市場や為替市場に大きな影響を与えています。
事実上の利上げということで、ドル円相場は一時130円を割れそうなところまで円高が進みましたし、日経平均株価も大きく値を下げています。
手持ちの個別株では輸出企業や不動産などの銘柄が大きく下げている反面、銀行株は収益拡大期待から大きく上げておりますが、全体としてはマイナスの影響が大きいですね。
そして、私の場合はインカムゲイン目的でREITを9銘柄保有(時価で約700万弱)しているので、金利の影響を受けやすいREITの下げが意外と厳しかった印象です。
数日前の記事で今年のREITはほぼ無風的なことを書きましたが、今後黒田総裁が退任してからもさらに日銀がYCCの上限拡大を行っていくことがあれば、思わぬチャンスが巡ってくる可能性が出てくるかもしれないと感じています。
もう少し利回りが上がって、AA格の銘柄が5~6%の分配金利回りに到達してくれたら、動き出そうかと思っています。
そして、コツコツと積み立てを行っているインデックス投資の方にも、円高株安の影響が出てきています。
今までは円安によって米国株安がだいぶ和らいでいましたが、約2年間80万円のつみたてを行ってきたNISA口座もついにマイナスに転じそうな状況になってきました。
つみたてNISA(SBI証券)
こちらは昨日の基準価額ですので、昨晩の米国株安の影響はまだ反映されておりません。おそらく、本日の基準価額は16,000円を割れて、ほぼ±0%程度になっていることでしょう。
今後も円高株安が続けば安く買えると前向けに考えて、旧NISA最後の来年1年も毎月33,333円のつみたて投資をしていきたいと思います。
そして、いつもは月初に確認するイデコ口座ですが、気になって確認したところ、こちらはまだなんとか10%ほどのプラスになっていました。
4年弱積み立てを行っているのと、債券の割合も15%ほどあるので、値動きがマイルドになっており、含み損に転じる可能性はすぐにはなさそうです。
黒田総裁にはクリスマス前にとんでもないサプライズを起こしてくれたなと思いますが、米国市場はまだまだ不安定な値動きですので、これ以上の爆弾(急落)が年末に落ちてこないことを願っております(・ω・)