前日の米国市場では、NYダウは前日比542ドル高と4日続伸した。大統領選早期の結果判明への期待やバイデン氏が大統領選で勝利したとしてもIT大手への規制強化などの政策の急転換はないとの見方が広がった。
東京市場では、日経平均株価は大幅に4日続伸。急激な円高が進行したものの、買い意欲は強く、終値ベースで1991年11月以来となる29年ぶりの高値に上昇した。
前日の米株式市場では、NYダウが上昇。米議会選挙では上院は共和党が過半数を獲得したと伝えられ、民主党のバイデン氏が大統領選で勝利したとしてもIT大手への規制強化などの政策の急転換はないとの見方が広がった。為替は一時1ドル＝103円30銭台へ急激な円高が進行したが、NY株高も追い風となり株式市場では積極的な買いが流入。日経平均は18年10月2日の終値2万4270円を更新し、バブル崩壊後の最高値を更新した。鉄鋼、海運、機械など景気敏感株への買いが目立った。引用元：株探ニュース
日経平均株価は、海外の株高を受けて、円高が進行していますが、2018年につけたバブル後の高値を更新しました。個別企業の決算を見ていても、最悪期を脱した感じの内容が増えてきているように感じます。
ただ、日経平均株価の算出方法は時価増額の比重を考慮したのではないため、少しゆがんだ指数と言えます。そのため、日経平均株価が上がっても、手持ちの株がコロナ禍前よりも回復していないと感じている人が多いのではないでしょうか？
私はTOPIXの方が幅広い銘柄の強さを表している指数だと感じているので、日経平均だけでなく、両方の変動率を比較して、全体の強弱を感じ取るように意識しています。
日経平均株価の算出方法は株式時価総額の比重を考慮したものではなく、 その時点の株価を額面50円相当（みなし額面）に換算した「みなし株価（みなし値）」を単純に合計し、その合計を日経平均に連続性を持たせる為に銘柄の入れ替えの度に変更される「除数」と呼ばれる値で割ることで算出されます。 その為、みなし株価が大きい銘柄ほど日経平均株価に影響を与えることになります。同じ日経平均採用銘柄でも構成率の高い銘柄と低い銘柄では日経平均への影響力は実に2000倍になることもあります。 逆に言えば日経平均構成率の高い銘柄ほど、日経平均先物等の影響を受け易いことにもなります。
寄与度 上位
寄与度下位
