昨晩、米雇用統計が発表になりましたが、米国の雇用者数は引き続き堅調なペースで増加して、失業率に関しては3.5%と予想外に低下しています。
これを受けて、次回11月のFOMCでは4回連続となる0.75%の利上げがほぼ確定となり、金融の引き締めはまだ当分の間続きそうな感じです。
インフレと雇用の堅調が続いている状態では、景気後退になってでも金融の引き締めは行う必要がありますので、長期金利上昇・株安のトレンドは来年も変わらない可能性が高くなりました。
金利の上昇と株安はある程度想定内ですが、気になるのは原油価格です。
ここ数か月は景気後退による需要の低下により下落傾向にあったのですが、OPECが大幅減産を決定したことにより流れが変わってきたように思います。
供給不足で原油価格が上昇・高止まりするようだと、インフレ退治へのハードルがさらに上がりそうです。
2008年のリーマンショック時は原油価格が一気に急落していきましたので、今後も下がればさらなる減産に踏み切る可能性もあります。
サウジアラビアなどの原産国は1バレル80ドルを割り込むと財政収支がマイナスになる国があるので、このラインは死守したいのかもしれません。
後藤達也さんのツイートした利上げマップがとても見やすかったので、引用させて頂いて今後のシナリオやFOMCの日程を頭に入れておきたいと思います(・ω・)