ドラッグストア大手のスギホールディングスの決算が発表になりましたが、純利益が8.2%減の193億円となっています。最終減益は12年ぶりとなります。
その上、今期も営業利益6%減の300億円、純利益は6%減の180億円と2期連続での減益予想となっていますので、市場へのサプライズもあり、株価は大幅に下落をしています。
昨年から大手の決算を見てきていますが、今までの増収増益が当たり前の状態から、増収でも減益という状態になってきているので、今後も人口減少が続く日本市場に依存した小売りビジネスは厳しくなっていくのかなと感じます。
スギ薬局などの大手は粗利が高い調剤事業を強化して収益の拡大を図ってきましたが、今年の4月にあった調剤報酬の改定では、大手が収益を上げにくい改定が行われました。
今は緊縮増税路線が国の政策ですから、今まで儲けの大きかった保険調剤部門が狙われたように思います。このことも今期の減益予想に繋がっているのでしょう。
明日は最大手のウエルシアの決算発表が控えていますが、どうなるでしょうか?
気になるところです(*'ω'*)