ツルハホールディングス(HD)が21日発表した2021年6~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比23%減の127億円だった。キャッシュレス決済の手数料がかさんだほか、最低賃金の上昇や新規出店などで人件費も前年同期比で9%増となった。売上高は2%増の4625億円。商品別では、調剤事業や食品が好調だったものの、風邪薬やドリンク剤などの医薬品や化粧品が不振だった。
ドラッグストア大手のツルハHDの6~11月の決算が発表になりました。
前期より大幅減益となり、厳しい状況となっています。
株価の方も反落しており、以前の増収増益が当たり前という業界全体の勢いがなくなってきたように思います(;´・ω・)
原料高による食品などの値上がりも店頭価格に転嫁しにくいですし、今後の収益を圧迫する要因となることから、新規での買いも入りにくいのではないかと感じます。
コロナ禍での感染対策が広がっているため、マスクは売れますが、風邪を引くひとが減っており、高粗利の風邪薬や栄養ドリンクを買う人があまりいないですね。
今冬もインフルエンザの流行は見られないので、社会全体としては良いことですが、処方箋による関連薬の売り上げも期待できないことから、ドラッグストアにとっては収益に繋がりにくい状況が続いています。